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有限会社 籐芸 /北欧雑貨・木製品・木のスプーンの製造・輸入卸問屋メーカー・OEMも承ります

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待望のお椀制作が販売に向けて動き出しました!

木製品の卸売販売を開始して10年以上経ち、カフェや飲食店で業務使いできる木のボウルやスープボウルなどのお皿を作って欲しい、ショップオリジナルの木製カトラリーを作りたい等さまざまなご要望を伺えるようになりました。

心と体に優しい木製品をさまざまな生活環境に広めたいという木製品メーカーとしての弊社の願いは、お客様から頂く沢山のお声をできるだけ実現するところから始まると考えています。1歩ずつではありますが、今年からカフェなどの飲食店様などでご使用いただける業務使用向きの木製食器の開発もスタートしました。 このように、新しいことにチャレンジしていくと、また新たな加工技術を生み、さらに新しい木製商品の開発につながります。

しかしながら、沢山のご要望があるにも関わらずなかなか商品化できていなかった商品が、「木のお椀」でした。

木製の汁椀が欲しい!というお客様からのお声はかねてから頂いていたのですが、「良心価格で良品質の木のお椀を 」とあの手この手で試作を繰り返し、やっと量産の1歩手前まで漕ぎつけることができました。

「お椀の木目を美しく見せたい!」「お椀の曲線を美しく、手にやさしく馴染むデザインにしたい」「国産の木でお椀を作りたい」「高価と思われがちな木のお椀だけど売値を抑えたい」「丈夫なお椀を作りたい」 などなど、作ると決めると色々な壁にぶちあたり、およそ1年間サンプル作成に四苦八苦しました。納得のいく木のお椀ができた時に、工房から社に戻ってきた社長の嬉しそうなお顔と言ったら(笑)

というわけで、まだ完成はしていませんが、やっと兆しが見えてきた嬉しさと共に、籐芸の木のお椀を長らくお待ちいただいているお客様に、「こんな木のお椀ができる予定ですよ〜!!!」とご報告させていただけたらと思い、こんな「木のお椀 特集ページ」を作ってしまいました。

現在の進捗状況は、ベースとなるお椀の基本形がほぼ完成し、 これからは量産にむけてのライン作りをする状態です。

発売時期は2014年の春を目標にしています。途中経過はフェイスブックで随時公開していきたいと思っています。

あともうひとふんばり!友達申請や「いいね!」で応援していただけると嬉しいです。

http://www.facebook.com/tougeispoon

ぜひ販売スタートの告知を楽しみにお待ちくださいね!

 木のお椀

 

 

木のお椀の使用樹木について

木目の美しい国産のクヌギ、ケヤキ、ヒノキの他に斑の模様が面白い北米産のオークと現在は4種の木材で試作しています。それぞれの木目をお楽しみいただくとともに、それぞれの材についての特徴なども知っていただけると、より愛着を持ったお椀選びができますよ!

 

国産 橡(クヌギ)
原木を見ただけでは、クヌギも楢(ナラ)も区別はつきにくい。いずれもブナ科のコナラ属に属する。強いていうと、クヌギの方が樹皮にあるコルク層の山が荒々しく、深い。一方楢(ナラ)の方はコルク層の山は低く浅いように思われる。製材してみると、いずれも独特のオークの臭い(ドングリの臭いか)がする。トラフも同様に柾目部分にでる。明らかな違いは葉の形と、実のドングリの違いだろう。クヌギは直径1.5から2.0cm程の大きなドングリを付ける。クヌギには、カブトムシやクワガタが樹液を求めてやってくる。また小径木は1m程の長さに切って、椎茸のホダ木にする。薪炭にも利用される。材質は堅く、建材、器具材にも利用される。実に利用価値の高い樹木である。ナラ材に比べて、クヌギの材質は、心材と辺材の区別が明瞭でなく、いずれも灰白色で美しい。年輪に沿って導管が分布しているために、きれいな年輪模様が板、柾ともにでる。
 
国産 欅(ケヤキ)
本州に広く分布する。どこにでも割り込んでくる。知らずにいると生垣にちゃんと自生している。ところが我が国広葉樹の中で第一の良材といわれる。心材は黄褐色にくっきりとした年輪がはしっている。その色は濃褐色であったり茶褐色であったり、中には暗緑色であったり、多彩である。同じ木は二つとない。辺材は白っぽく使用しない方が多い。比重は0.69というから、かなり重い。材は強靭で狂いが少ない。耐久性にもすぐれており、材自体に防虫効果をもっている。建築材、家具材、造作材、寺社建築に多く用いられる。ところが、器にしてしまってから、さて何の木だったか? 比較的簡単に乾燥してくれたと思って、加工を始めると、1〜2ヶ月して、ゆっくり変化してくる。お椀の口が楕円形になっていたりする。ケヤキは“死んでも暴れる”といわれるのだ。年輪の線にそって太い導管がならんでいるので、とても派手な年輪になる。これで器を作ると水が漏れるので、しっかり目止めをしなければ。男性的な材ということができる。
 
国産 檜(ヒノキ)
本州中部から屋久島にかけて分布している。Japanese Cypressといわれ、世界的にも有名である。比重0.41〜0.45と比較的軽い。ところが材は硬く、加工性も良く、緻密で強い。よく知られている産地は、木曽、尾鷲、吉野だろうか。現在は木曽のヒノキを使っている。年輪幅(年輪ピッチ)は1〜2ミリ。直径30センチの丸太なら、100年はかかることになる。心材は淡いピンク色、辺材はそれよりもやや白っぽい。辺材の方は腐りやすく、柔らかいので、普通使用しない。法隆寺は多く桧で造られているように、建材としては第1級。総桧造りという豪華な建築物は、ヒノキオールの芳香で満たされる。ヒノキ風呂があるように、耐水性、耐湿性にもすぐれている。またカビも生えにくいのだ。今、丁度ヒノキの器を見ながらこれを書いているが、細かい年輪が薄いピンク色の木肌に無数にはしっている。ヒノキの芳香とともに、至福の一時を味わうことができる。
 
北米産 楢(オーク)
Japanese Oak 北米のホワイトオーク、レッドオークとはかなり違っている。辺材は灰白色で均一なのに、心材は暗灰褐色。茶褐色とやや濃い褐色部分とがあって、年輪にそって層をつくっている。一方、年輪とは垂直方向に放射状に線がはしる。ずっしりと重い感じである。比重は0.67と重い。柾目部分にトラフ(虎の横じまのような模様)がはいるのがこの種の特徴である。木材図鑑には硬くて、“切削加工は困難”とあるが、近年では刃物がよくなっているので、むしろ硬い程、加工が簡単である。確かに釘が打てない程に硬い。楢は典型的な環孔材といわれ、年輪に沿って導管が分布するために、とても綺麗な年輪が現れる。北米のオーク材にもトラフも環孔材の年輪もでるが、辺材、心材の別はないようである。楢のお椀を手に取ると、一つの椀の中にトラフ、心材部分、辺材部分と色様々で飽きることがない。

 

 木の食器

※木材の仕入れ状況や生産状況により内容変更になる場合がございます。予めご了承願います。

 

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